報告日:2017年8月3日
むつ小川原国家石油備蓄基地は、青森県六ヶ所村にある石油備蓄基地。
1973年のオイルショックを契機に、むつ小川原開発計画地域内に国家石油備蓄事業の第一号として建設され、570万キロリットルの貯蔵能力を有し、日本の石油需要12日分に相当する原油を貯蔵しています。
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構が所有し、むつ小川原石油備蓄株式会社が操業業務を受託しており、むつ小川原国家石油備蓄基地は、緊急時における石油の安定供給確保を目的とした国家石油備蓄の第1号として建設され、広大な敷地の中にはジャンボジェット機が丸々収まるほど巨大なタンクが51基立ち並んでいます。我が国の使用するエネルギー供給構成は、石油が約47%と非常に高く、その内の99.6%を海外からの輸入に頼っているのが現状です。
国家石油備蓄は、産出国からの輸入が途絶する等の事態が生じた場合においても、石油の安定供給を確保し、国民生活及び国民経済に著しい混乱が生じるのを回避することを目的としています。
この3日間の視察は国家事業に関する視察となり、私達の取り巻く生活環境を始め、石油・原子力を利用したエネルギー政策に取り組んでいる事がよく理解出来ました。この後、豊田市へ向かいます。
むつ小川原石油備蓄へ視察
52基の石油備蓄タンク
模型を使用してのヒアリング
六ケ所村戸田村長様と商工会の皆様